- 2009/11/19
- 法連草に密着!! (7) 成長してます
播種してから32日目。
ここ数日ぐっと気温が下がり、
寒い日も増えてきましたが、
はたけの法蓮草は本葉も増えて、
大きくなってきました。
約1カ月過ぎまして、
写真のように大きくなりました。
これからは今よりも、
寒くなると思いますが、
年内には出荷できそうですね。
上のはたけの写真を見ると
虫(ネキリムシやヨトウムシ等)の被害が出ていて、
株のない場所が目立っています。
株のない場所が出来てしまうと、
収穫するときに株ごとの大きさに差が出て
揃いが悪くなってしまいます。
大きさが揃っていると、出荷調整も楽ですが、
揃いにバラつきがあると、調整作業に時間がかかってしまったり、
場合によっては出荷出来ない株も出てきます。
品種や発芽など重要ですが、
その後の病害虫の防除や管理も、
やはり重要ですね。
出荷するときはどのようになるか
揃いという点でも気をつけて
見てみたいと思います。
- 2009/11/09
- 法連草に密着!! (6) 着実に大きくなってます!
播種してから22日目。
法蓮草は着実に大きくなっています。
最初の本葉はだいぶ大きくなり
次の葉も展開してきました。
今回畑を見てみると、畑に白い粒のものと
赤い粒のものが撒かれているのが、見られました。
写真のような粒が畑全面に撒かれていました。
白い粒は化成肥料で、
赤い粒は殺虫剤です。
殺虫剤はネキリムシを駆除するために
撒いたと農家さんに聞きました。
どうやらネキリムシが株をかじり、
欠株となっていたようです。
これで被害が無くなるといいですね。
農薬の使用には、使用制限が定められています。
農家さんは定められた基準に従って、
農薬を使用しなければなりません。
害虫がなかなか減らなくて困っても
使用制限を超えての使用はできません。
使用した場合は出荷する事は出来なくなってしまいます。
農家さんはそうした基準を守りながら、
作物を育て、収穫・出荷します。
減農薬は喜ばしいことですが、
普通に出荷され、スーパー等に並んでいる野菜は
国が定めた農薬の使用基準に沿って
作られている安全な野菜です。
農薬への抵抗感はあるかと思いますが
農薬が使われていても、
安全な野菜ですので、
皆様も安心して使ってください。
そしてできれば、
地場産野菜(県東部など)を食べていただけると
嬉しいです。
また畑より報告します。
- 2009/11/05
- 法連草に密着!! (5)すこしづつ成長中
播種してから今日で18日目となりました。
ここ数日は気温が下がり、
冬の到来を感じます。
法蓮草は写真のように、本葉が大きくなってきました。
成長が進み、株が大きくなってくれれば、
立枯れ病も出にくくなるので、
早く大きくなってほしいですね。
畑の写真ですが、欠株になっているところが
見られます。
立枯れ病もしくは株腐病によって
欠株になったと思われます。
立枯れ病と株腐病は見分けが難しいです。
違いは株腐病がやや乾燥条件下で発生するのに対し、
立枯病は多湿条件下で発生するという点です。
互いに病原は糸状菌(カビ)です。
条件的には立枯れ病のリゾクトニア属菌による
発生と見るのが、一番近いと思われます。
対策としては
●連作を避ける。
●多湿な圃場で発生が多いので、圃場を選定して作付する。
●高畝にするなど圃場の排水対策をする。
●また土壌消毒、播種前の殺菌剤処理による予防などです。
一般の消費者の方には、農薬の使用は
拒否反応がある点ですが、収穫量を確保・維持
するためには、農薬に頼る面もでてきます。
ですが、近年は多くの農家さんは、
減農薬傾向で栽培されています。
これからもその傾向はより進んでいくと思います。
農薬を減らそうと努力されている点は
ご理解ください。
協力農家さんの畑は土が黒いです。
この地区は黒ボクの土で、
畑の緑がはえますね。
今後もじっくり見ていきます。
- 2009/10/31
- 法連草に密着!! (4)ちょっとづつ成長
発芽も順調に進み、畑もだいぶ緑色の部分が
増えてきました。
子葉も長く伸びて、小さい本葉が
見えるようになってきました。
順調に進んでいるように見えますが
少し立枯れ病で萎れたり、
枯れたりしている株が
見られました。
畑を歩いてみると写真のようなものが
見られました。
深刻な状況ではありませんが、
枯れてしまったところは株がないので、
隣の株が大きくなってしまい、
揃いが悪くなってしまいます。
立枯れは出てしまう病気ではあるのですが、
被害を最少に抑えて、いい法蓮草を獲ってほしいですね。
農薬で予防する手段もありますが、
農家さんはまだ使っていません。
- 2009/10/27
- 法連草に密着!! (3) 順調に発芽
播種してから9日目。
昨日の風雨で、畑に木の葉が落ちていました。
木の葉の間から法蓮草の芽が、
だいぶ見てとれるようになっていました。
法蓮草の列がわかるように
なってきました。
今後は立枯病や害虫が
発生することがあるので
気をつけて見ていきたいと思います。
発芽が順調でまずは一安心です。
まだ小さくて列がわかりにくいですが、
すこしづつですが、日に日に大きくなっていきます。
楽しみですね〜
- 2009/10/24
- 法連草に密着!! (2)すこし発芽!
19日に種をまきました法蓮草、
あれから5日が経ちました。
24日に配達がてら畑によってみると、
少しではありますが発芽してきていました。
まだ写真では分かりづらいと思いますが、
発芽が始まりました。
播種(たねまき)してから乾燥していたので、
少し時間がかかりましたが、
これからどんどん発芽していきます。
発芽したての法蓮草です。
長い緑の葉が子葉です。
今の状態では法蓮草とは思いづらいですね。
雑草みたいですが、これが正真正銘、
法蓮草になっていきます。
このあとも順調に発芽が進んでくれると良いですね。
- 2009/10/19
- 法連草に密着!! (1)種まき
第1回目の密着は農家さんが作る法連草です。
今回、長泉町の農家さんに御協力お願いしました。
畑は堆肥・肥料等施され種をまくだけに、準備されていました。
種まきは上の写真の機械を使って播きます。
法連草の種を機械にセットします。
今回の農家さんの播種機は2条(2列)用なので
2か所にセットします。
この播種機は手押しタイプで押して前に進むと、
一定間隔で種が落ちていきます。
後ろから見るとこんな感じに見えます。
種は土に埋められるので目では平らになった
土しか見えません。
逆に種が見えているとダメなので機械の
セッティングを直します。
今回、農家さんはこの圃場に、法連草を約3万粒播きました。
上の写真は畑に播いた法連草の種です。
種は発芽しやすいように加工されています。
以前は法連草は種まき前に催芽(さいが)処理を
して芽出しをしてから畑に播かれることが多かったです。
今は上のように加工されていますので催芽処理をすると
逆に発芽が落ちてしまいます。
また、機械で播く方法が主流なので種は大きさ(サイズ)が
揃っている方が効率が良く種まきすることができます。
ですので種の販売も「1袋Mサイズ3万粒」と言うように
選別された種子が使われています。
(以前はリッター売りでした。今もまだあります。)
播種機が種を落とし、土をかぶせて押さえて、
上の写真のようになります。
この茶色の畑がどうなっていくか、
今後も見ていきたいと思います。
まずは順調に発芽・生育してほしいですね。