- 2009/12/04
- 法連草に密着!! (10) 品種の特性があります
播種してから46日目。
気温は暖かいですが、もう12月ですね。
今年も今のところは暖冬傾向にあります。
雨も多いので、野菜全般に生育が進んでいます。
予定よりも早く収穫・出荷されている
作物が多いので、もしかしたらこの先
野菜が少なくなる時が
くるかもしれないですね。
はたけの法蓮草は、いたって順調です。
この品種は冬でも伸びる品種ですが
すごく伸びの早い品種ではありません。
冬の時期に伸びの良い品種とくらべると
1週間〜10日ほど生育がゆっくりです。
寒い冬にどんどん伸び、
収穫していく品種の方が早く獲れるから
はたけも回せて良いと思います。
ですが、一概に良いとは言えません。
人手の多い農家さんでは、
1日に出荷する束(もしくは袋)数が多くできます。
ですので、いっぺんに沢山の法蓮草を収穫できます。
回転速く、はたけを回す事ができます。
ですので、多くの量をどんどん出荷する農家さんには
この品種は冬場の生育がゆっくり過ぎて、向かないと思います。
ですが、人手が限られていて
1日に出荷出来る数が
多く作れない農家さんは
法蓮草を何日かに分けて
出荷していきます。
その場合、多少ゆっくり生育しても
畑で伸びすぎない
いい姿で長く売れる品種の方が
マッチする場合があります。
昨今は暖冬の傾向もあるので
寒くても伸びる品種は、より伸びてしまう
恐れがあります。
品種ごとの特性を踏まえて
栽培する時期や
条件に合った品種を選ぶことが
野菜を作るにあたっての
一番最初の仕事なのかもしれませんね。
品種選びは農家さんの色々な条件に合ったものが一番です。
ですので、同じ時期、同じ地域でも
農家さんによって品種が違う事は
多々あります。
たくさんの品種の中から
農家さんの求める品種を探して
提案して、喜んでもらえるように
頑張って勉強していかないといけませんね。