- 2011/11/21
- 品種の違い 〜法蓮草〜
11月も20日過ぎましたが気温が高いですね。
畑ではニンジンやキャベツなど
どの作物も生育が進んでいます。
野菜の価格も低く、台風後から農家さんには
厳しい状況が続いています。
弊社では毎年のように農家さんや農協さんと
作物の品種の比較試験を行います。
現在使っている品種と新しい品種を
実際の畑で比べて作ってもらいます。
先日、10月中に播いた法蓮草の試験栽培の様子を見てきました。
今回は10月播きで9月播きの品種を使うと伸びが物足りない
だけど10月以降の冬どり品種では徒長してしまうので
伸びすぎず、ゆっくり過ぎない品種がないかという点で
品種の試験をしました。
写真は試験品種の法蓮草です。
色は濃い目、葉はやや肉厚。
やや立性でやや丸葉ですね。
葉柄がしなやかな感じで折れにくそうでした。
次の写真は比較写真ですね。
左が試験品種、右の大きい法蓮草が現行品種です。
同じ畑で同じ播種間隔、そして同じ日に播いています。
暖冬の影響もありますが、右の品種と比べて10cm近く違いますね〜
最後の写真は葉色の比較写真です。
葉色の違いも明らかに出ていますね。
葉色は濃ければいいというものでもありませんので
参考まで。でも濃すぎなければ色は濃い方が
見た目が良いですね〜
今回の農家さんには気にいってもらえましたが
まだ1回しか作っていませんので
寒い年や雨の多い年など違った状況でも
いい結果が出てほしいです。