- 2009/11/05
- 法連草に密着!! (5)すこしづつ成長中
播種してから今日で18日目となりました。
ここ数日は気温が下がり、
冬の到来を感じます。
法蓮草は写真のように、本葉が大きくなってきました。
成長が進み、株が大きくなってくれれば、
立枯れ病も出にくくなるので、
早く大きくなってほしいですね。
畑の写真ですが、欠株になっているところが
見られます。
立枯れ病もしくは株腐病によって
欠株になったと思われます。
立枯れ病と株腐病は見分けが難しいです。
違いは株腐病がやや乾燥条件下で発生するのに対し、
立枯病は多湿条件下で発生するという点です。
互いに病原は糸状菌(カビ)です。
条件的には立枯れ病のリゾクトニア属菌による
発生と見るのが、一番近いと思われます。
対策としては
●連作を避ける。
●多湿な圃場で発生が多いので、圃場を選定して作付する。
●高畝にするなど圃場の排水対策をする。
●また土壌消毒、播種前の殺菌剤処理による予防などです。
一般の消費者の方には、農薬の使用は
拒否反応がある点ですが、収穫量を確保・維持
するためには、農薬に頼る面もでてきます。
ですが、近年は多くの農家さんは、
減農薬傾向で栽培されています。
これからもその傾向はより進んでいくと思います。
農薬を減らそうと努力されている点は
ご理解ください。
協力農家さんの畑は土が黒いです。
この地区は黒ボクの土で、
畑の緑がはえますね。
今後もじっくり見ていきます。